日別アーカイブ: 2007年3月25日
NetBSD×Core2Duo ThinkPad X60
NetBSD歴25日目です。
新しく買ったCore2Duo ThinkPad X60からWindows Vistaを消し去ってNetBSD 3.1を導入し、環境設定を行いました。
以下NetBSD 3.1をThinkPad X60で使用するための設定メモ。
結局NetBSD 3.1ではなく、カーネルの更新やユーザーランドの更新とかやったら
カーネルとユーザーランドが4.0_Beta2、pkgsrcがcurrentの環境で落ち着きました。
■X60内蔵SATAディスクが見えなくてNetBSD 3.1が導入できない。
BIOSでSATAが「AHCI」に設定されていると導入できないので、「互換」にしなければならない。
原因はNetBSD 3.1側で未対応なためで、AHCI SATAが認識出来ないというもの。
NetBSD 3.1-currentにコミットしたという情報 があるので、3.1の場合はcurrentにして再構築すれば回避できるかもしれない。
4.0_Beta2ではAHCIのままで稼働する。
$ dmesg | grep ahci
ahcisata0 at pci0 dev 31 function 2: Intel 82801GBM AHCI SATA Controller
ahcisata0: AHCI revision 1.1, 4 ports, 32 command slots, features 0xc710e000
ahcisata0: interrupting at ioapic0 pin 16 (irq 11)
atabus1 at ahcisata0 channel 0
ahcisata0 port 0: device present, speed: 1.5Gb/s
wd0(ahcisata0:0:0): using PIO mode 4, DMA mode 2, Ultra-DMA mode 5 (Ultra/100) (using DMA)
■時刻が9時間ずれる
カスタムカーネルを作成して起動する。
# cd /usr/src/sys/arch/i386/conf
# cp -p GENERIC GENERIC.bk
# vi GENERIC
以下を修正する。
options RTC_OFFSET=-540 # hardware clock is this many mins. west of GMT
カーネルの再構築をする。3.1も4.0も同様。
5分くらいで終わる。
※GENERIC.MPは中でSMP以外の設定のGENERICをincludeしているので、SMPの場合はGENERIC.MPを使う。
# cp -p GENERIC.MP MY-ZHiME.Zwei
# config MY-ZHiME.Zwei
# cd ../compile/
# make depend && make && make install
# reboot
再起動後確認。
$ uname -a
NetBSD mhutps12.hmxdc01.local 4.0_BETA2 NetBSD 4.0_BETA2 (MY-ZHiME.Zwei) #0: Sun Mar 25 13:54:51 JST 2007 root@mhutps12.hmxdc01.local:/usr/src/sys/arch/i386/compile/MY-ZHiME.Zwei i386
■NetBSD 3.1カスタムカーネル
■NetBSD 4.0_Beta2カスタムカーネル
■X60オンボードIntel i82573L Gigabit Ethernetがwm0で認識しない。
NetBSD 3.1では対応していないのが原因。再構築してもダメだった。
Release 4.99.3で対応された ようなので、3.1系では使えないかも。
4.0_Beta2に更新して再構築したら認識して使えるようになった。
$ dmesg | grep wm0
wm0 at pci1 dev 0 function 0: Intel i82573L Gigabit Ethernet, rev. 0
wm0: interrupting at ioapic0 pin 16 (irq 11)
wm0: PCI-Express bus
wm0: 256 word (8 address bits) SPI EEPROM
wm0: Ethernet address 00:00:00:00:00:00
makphy0 at wm0 phy 1: Marvell 88E1111 Gigabit PHY, rev. 2
■X60無線LANが認識しない
3.1から4.0_Beta2に更新したら認識はした。
動作は未確認。
$ dmesg | grep ath0
ath0 at pci2 dev 0 function 0
ath0: interrupting at ioapic0 pin 17 (irq 11)
ath0: 11a rates: 6Mbps 9Mbps 12Mbps 18Mbps 24Mbps 36Mbps 48Mbps 54Mbps
ath0: 11b rates: 1Mbps 2Mbps 5.5Mbps 11Mbps
ath0: 11g rates: 1Mbps 2Mbps 5.5Mbps 11Mbps 6Mbps 9Mbps 12Mbps 18Mbps 24Mbps 36Mbps 48Mbps 54Mbps
ath0: mac 10.3 phy 6.1 radio 10.2
そのほかXF86からxorgへの移行、kdeに関しては後日。
とりあえず自作スプラッシュはエアリーズのデルタオトメ部隊ということでw
Vista搭載ThinkPad X60買った
仕事が一段落したので、自分へのご褒美にThinkPadを買ってみた。
もちろん自腹の個人購入です。
買ったのは Lenovo ThinkPad X60 1709-A8I 。
Core2Duo T7200、Windows Vista Business搭載。
ウルトラベースX6とDVDスーパーマルチ・ウルトラベイ・スリム・ドライブも安かったので併せて買った。
先代のCoreDuo搭載X60と比較して異なる点をざっと。
Core2DuoとVistaのエンブレムシールが貼られている。
BIOS起動画面のIntelロゴはこのエンブレムシールの図柄ではなく、単にIntelのロゴだけだった。
X60の隣に入った「lenovo」ロゴ。
このほか、筐体底面のシールからはIBMのロゴが消えてLenovoになり、バッテリーのロゴもLenovoに替わっていた。
IBMのロゴは天板ロゴとパームレスト部分だけになってしまった。
わかってはいるが、なんとなく寂しい。
アンテナ部分に変更が加えられた。
先代X60のこの箇所は目隠しがされていただけで何も無かったのだが、このX60には液晶右上側面に耳が生えた形になった。
鞄から出し入れするときに耳がもげないか心配ではある。
あと、いかにもとってつけたようなこの形状もやめてほしかった。。。
Core2Duo搭載ThinkPad全体。
キーボードは既に英語に交換して、メモリは合計2GBに増設した。
・・・。
画面が青いですね。
いきなりブルースクリーンかよと思った貴方、ハズレですw
私がWindowsなんか使うわけないじゃないですかーw
Windows Vistaなんか消すにきまってんじゃんww
というわけで NetBSD 3.1 を早速導入でございます。