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YellowDogLinux 4.1J、SuSE Linux 10.1日本語版登場

【アミュレット】 2006/05/19: 「Yellow Dog Linux 4.1J」発売のお知らせ
 YDL4.1Jの国内パッケージが昨日23日(火)にアミュレットから発売された。媒体はDVD2枚組で価格は税別4800円。
 YDL4.1Jでは、バックライトキーのサポートやRadeonのデュアルヘッドモニタ設定の改善や最新PowerBookへの対応などの機能面での追加/改良が行われたり、パーティションのリサイズツールが同梱されるなどの強化がされている。
 今回の目玉は、対応ハードウェアの大幅追加およびサウンド機能の大幅強化だ。
 YDL4.1Jは設定変更しないと音の鳴らなかったPBG4-12、最後まで音の鳴らなかったMacMiniに福音をもたらすか。
 導入次第レビューを上げたいと思う。
【Novell】 ノベル、SUSE Linux 10.1日本語版を発表
 SuSEの最新版10.1が6/2にノベルより発売される。媒体はCD6枚とDVD1枚。IA-32とEM64T/AMD64に対応している。価格はオープンで、市場推定価格は9240円。
 新版10.1はopenSUSEの完全な協力を得た初めてのバージョン(10.0はopenSUSEが開発と検証に参画した初めてのバージョン)となり、NovellのDavid Reveman氏が中心になって開発 した「Xgl」(X over OpenGL)がデスクトップ環境として提供される。
 またセキュリティに関してはSELinuxを廃止し、設定の簡単なAppArmor 2.0に置き換えられるなど大きな変更がなされている。SELinuxは設定が煩雑で難解になり始めているため、Novellは簡単かつ高セキュリティを保てるAppArmorに移行したものと思われる。
 こちらも導入次第レビューを上げたいとおもう。
【X.Org】 X11R7.1リリース
 X11R7.1が22日にリリースされた。X11R7.1ではR7で採用されたEXAというアクセラレーション機能が改良され、AIGLX(Accelerated Indirect GLX)というデスクトップ環境の複雑なグラフィックを高速化する機能もサポートされた。ちなみにAIGLXはFedora Core 5にて既に導入された機能。このように新機能が次々とサポートされるR7だが、今後の新機能はX11R7系列のみで実装され、X11R6はセキュリティパッチのみの提供になり新たな機能は追加されない。
 なお、X11R7とX11R6はソースツリーが大幅に変更され、前者がモジュール化ソースツリー、後者がモノリシックソースツリーとなっている。

Fedora Core 5 on VMware Workstation 5.5.1/Linux w/Lenovo ThinkPad X60

 3/22にリリースされたFedora Core 5をTurbolinux 11 (Fuji)上で動作するVMware Workstation 5.5.1に導入してみたのでその使用雑感を。


 初期導入では、Kernel 2.6.15、X.org X11R7、KDE 3.5.1、GCC 4.1.0、RPM 4.4.2など、主要ソフトウェアはかなり新しい。
 個人的に興味のある仮名漢字変換システムはAnthyが、IMエンジンにはSCIM-Anthy が、多言語入力フレームワークにはSCIM使われており、Fedora Core 5では新しい試みが模索されているようだ。
 Anthyでは既存の著名な仮名漢字変換システムであるATOKやVJE-Delta、Canna、Wnn、MS-IMEのキーバインドをサポートしており、簡単に設定ができる点は大きい。正直うれしい。
 ウィンドウ装飾はAlphaCoreやYellowDogLinux、CentOS、Turbolinux 11向けに私が作成した「kde-style-alloy」を若干修正して導入した。FC5ではSerialスタンザが非推奨とされ、Serialスタンザが存在しているとエラーになってしまう。
 しかしながら、このFedora Core 5には私の環境においてちょっといじっただけでわかる不具合が散見される。
 そのうち一部の対処方法を以下に示す。

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