IdeaPad S10e USキーボード

 Lenovo IdeaPad S10e USキーボードを輸入してみました。


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 人間というのはつくづく欲の深い生き物で、ものがあればそれが国内で入手不可能であっても何とかしたいと思うものでして。
 IdeaPad S10eの気に入らない点は無数にありますが、その不満の槍玉に挙げるとすればやはり日本語キーボード。打鍵感はどうしようもないにしても、配列は使い慣れたUS配列にすることは不可能ではありません。
 4月現在、IdeaPad S10e用のUSキーボードは取り扱いがないため、国内の部品センター経由では入手することができません。そこで活路を海の向こうに見出しました。
 4/19、海の向こうに部品を手配。値段はUS$18でした。

 部品を手配してからおよそ1ヵ月後の5/13。海の向こうからIdeaPad S9/S10用USキーボード部品がやってきました。

 Lenovo部品センターが取り扱っていないIdeaPad S10/S9用USキーボード部品。
 結構要望あるのになぜかいまだに取り扱いがないので、結局海の向こうから輸入する羽目になりました。送料と手数料のほうが高かったとかいうオチまでついてます。
 先ごろの日記でIdeaPadを使っているのが屈辱だとまで書いているのになおも増強。もうヤケですw

 キーボード裏面。一応絶縁されています。キーボードはバスタブ型構造になっていますが、ThinkPadのような水抜き穴はないようです。

 IdeaPad S10用USキーボード部品。P/Nは25-008128。IBMのような数字2桁英字1桁数字4桁のような型番でないところをみると、香港版IdeaPadの部品でしょうか。
 それではUSキーボードに交換していきたいと思います。

 僕のIdeaPad S10e。スティッチかわいいですよw

 裏返してバッテリーをはずします。

 写真左側、パームレスト下部のネジ4個をはずします。
 さらにHDDとメモリーの蓋を開けます。ここにキーボードを止めるねじがあります。

 蓋内部にあるネジ。これをはずします。

 そうするとパームレストが外れます。

 パームレストをめくったところ。
 ずいぶん華奢です。

 パームレスト左側の無線LAN近辺。Mini PCIexpressでした。あたりまえかw
 スライドパッド直下あたりに2箇所ネジがあるのではずします。

 パームレスト右側。キーボードのフラットケーブルやBluetoothチップが載っています。

 これがBluetoothチップ。米国版IdeaPad S10にはこれが載っていないと聞きます。S10はアンチグレア液晶で縦が600ドットあるのにBluetoothがなくて残念です。香港版IdeaPad S10はBluetoothがついているらしいので香港版が一番いいかもしれません。USキーボード仕様ですし。

 日本語キーボードを撤去したところ。

 日本語キーボードはFRU# 42T4267でした。

 USキーボードに交換してネジ止めします。
 固定したらパームレストをつけます。
 あとは分解と逆のやりかたでネジ止めしていきます。

 上が交換後のUSキーボード。
 下が日本語キーボード。日本語キーボードがいかに無理な配列で作られているのかがよくわかる。
 構造は簡単なので交換は10分程度で完了します。
 日本語キーボードはキーの大きさが不均一で数が多く、配列が違うのでよくタイプミスしてました。ハイフンを入力しようとしたらしたら「^」がでてきたりとか交換前は発狂しそうな勢いでした。
 Linux使いなのでハイフンを多用するもので・・・。

 全/半キーとチルダキー。
 Escの場所が気に入らないですが仕方がないところです。IdeaPadにThinkPadのようなキー配列を求めてはいけないです。

 キーボードを交換したらOS側の設定を行います。
 OSはUbuntuベースの初心者向きLinux「gOS」を入れて使っています。
 難しい設定をせずに気軽に使えますし、何よりも非力なネットブックでもさくさく動いてくれるのが魅力です。

 いつものデスクトップで快適なネットブック生活を。