ThinkPad W701dsのご紹介は前回で終わる予定だったんですが、twitterでご要望がありましたので、今回はW701dsと先代W700dsのメイン液晶の比較をご紹介したいと思います。
ThinkPad W701ds・第6回 では一枚の画像だけでの簡単な液晶比較しかしませんでした。W701dsとW700dsのメイン液晶はには発色や明るさ、視野角などに大きな差があることはお伝え出来たと思いますが、今回はもうちょっとサンプル画像を増やして傾向をご紹介していただきたいと思います。
W700dsとW701dsは共に最高輝度かつ内蔵キャリブレーターでキャリブレーションを実施してから比較しております。修正後のhueyPROプリファレンスはW700ds/W701ds共に色温度D65、ガンマ2.20となっていました。カメラはFinePix F31fdを使いました。
W700dsとW701dsでは液晶輝度に大きな差があり、カメラの都合上どちらかの明るさに合わせると片方がひどいことになってしまいましたので、設定はAUTOで撮影しました。肉眼での見た目を忠実に再現出来てはいないので申し訳ありません。
液晶ディスプレイ色調テストパターンは、「液晶ディスプレイテスト for Javascript」(まひなの世界ですの さん) を、サンプル画像に使用したナオたんの画像は SIMPLLE HOUSEさん の作品を使用させていただきました。素晴らしい作品をありがとうございます。
下記画像は、左側がThinkPad W700ds、右側がThinkPad W701dsです。
白いパターンを表示させたところ。青みがかっていますが、実際は白色です。
左のW700ds側は輝度が低いので暗く写っています。
白いパターンを上から見たところ。
輝度に関して右側W701dsの方が高いのがよくわかります。
テストパターン1。W701ds側は白が白く、各色が鮮やかなのがわかります。
一方W700dsでは赤や黄色がくすんでおり、白は青っぽくなってしまっています。
テストパターン1を上から見たところ。
W701dsは視野角が高くこの角度でも綺麗に見えるのに対し、W700dsは全体的に白っぽくなってしまっています。
W701dsは黒が黒く表示されているのも特記すべき点です。
テストパターン2。
特に赤系統の色に大きな差が出ていることがわかります。
テストパターン2を上から見たところ。
この角度からでもW701dsは鮮やかな表示ができています。
青系統のサンプル画像1。
明るさとコントラストに差が出ています。
青系統のサンプル画像1を上から見たところ。。
W700dsは視野角が狭いのでコントラストが低くなってしまいます。W701dsはこの角度でもよく表示されています。
赤系統のサンプル画像2。
やはり赤の発色に大きな差が見られます。
赤系統のサンプル画像2を上から見たところ。
左側がくすんでしまっています。
淡色系統のサンプル画像3。
淡色ではかなり見え方に差が出ます。
淡色系統のサンプル画像3を上から見たところ。
カメラの特性で青っぽくなってしまいましたが、左側のW700dsは色がかなり変色します。
なお、横からの視野角の比較は2台の液晶の間で明るさに大きな差があり、比較できるような写真がうまく撮影できなかったので割愛させていただきました。
人間の目で見えたものをそのままお伝えすることは、私のコンデジでは無理がありました。
ただ、二つの液晶の間には発色と視野角に大きな差があり、W701dsではかなり改善されたということが少しでもお伝えできていれば幸いです。