ThinkPad W700ds レビュー・第4回

 メインマシンをT61pからW700dsに差し替えることにしたので、W700dsミニドックを買いました。


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 45J7951 ThinkPad W700 Mini Dock。

 外見。ミニドックというだけあってずいぶんシンプルです。
 しかし、T61pで使用していたThinkPad Mini Dockと比べると価格は圧倒的に高いです。

 電源/リリースボタン近辺。ThinkPadロゴが入っています。
 W700ミニドックにはT61pで使用していたミニドックのように電源LEDなどがありません。
 なので、液晶を閉じて外付けモニターメインで使用した場合には、電源が入っているのかどうかわかりません。既存のミニドックのようにLEDを内蔵して欲しかったです。
 もっともW700/W700dsは17インチ液晶を備えており、その液晶を使わずに外付けを使うというのはあまり想定されていないのでしょう。ドックに接続しても液晶は開いたままという前提で設計されているから電源LEDがないのかも知れません、と前向きに考えることができます。
 友人に「W700dsに外付けモニターつなげてデスクトップ化した」と話したところ、「それじゃ『ds』の意味ないじゃん、もったいないw」と突っ込まれて、ああたしかにそうだよな・・・とかいまさらながらに思いました。デスクトップ化するなら別にW700dsの必要ないですよね、確かに(苦笑)

 ミニドック背面インターフェイス群。すでに過去のインターフェイスとなったシリアル、パラレル、PS/2は存在しません。時代を感じます。

 左側。ケンジントンロック用の穴、4基のUSB、あとなぞのコネクタが。

 なんとeSATAポートが実装されていました。
 製品紹介ページにはそんなことちっとも書いてなかったのに・・・。うれしい誤算です。
 実装しているならきちんと書いて欲しいところです。Lenovoはもうちょっと製品紹介に力を入れるべきだと思います。もったいないですよ。
 W700ミニドックはThinkPadコンバーチブル・モニター・スタンドには対応していません。Webサイトには対応しているともしていないとも明確に記述がありませんでしたので、ThinkPadコンバーチブル・モニター・スタンドにあわせて使おうとしている方はご注意ください。
 まあ固定ができないだけで狭いながらも下に設置することはできるので、実害はそれほどありませんが・・・。

 アナログRGP、DVI、SPDIF、ディスプレイポートが並びます。

 ディスプレイポートとヘッドホン、マイクジャック。現行ThinkPadの多くはディスプレイポート標準装備となりました。
 DVI変換ケーブルは1本くらい持っておくと重宝していいかもしれません。

 ACアダプター用コネクター。例によってW700ミニドック付属のACアダプターは例の0.9kgのあれでした・・・。

 そう、あれですw 0.9kgの拷問ACアダプター。
 ミニドック接続ならまあ凶悪でもなんでもないですが、持ち歩けといわれると泣きたいです。
 W700dsとこのACと専用バッグで余裕で7kg超えます・・・。

 ロック用の鍵。ThinkPadのロゴが入っています。
 W700シリーズ用ミニドックはW700/W700dsをさらに拡張してデスクトップ化して使用するのに最適な製品です。W700シリーズはそれ自体でちょっとしたデスクトップワークステーションを凌駕する性能を持っていますので、本格的に使うのであれば揃えておきたい周辺機器のひとつです。
 W700ds/W700をお使いの方は使ってみてはいかがでしょうか。