Lenovo ThinkPad X301の紹介です。4回にわけてご紹介します。今回は最終回、HDD交換とパフォーマンスに関するのご紹介です。
X301で一番大きく変わったのが、SSDモデルだけでなくHDDモデルがラインナップされて買いやすくなったこと。
昔SSD使って壊れたいやな思い出があるので、あれからしばらく経って状況は大幅に改善されているとはいえ、やはりSSDよりもHDDが搭載されていたほうが個人的には安心感があってよいのです。
まずHDDを取り出してみましょう。
蓋を開けると本体のレールに収まったHDDが顔をだします。
黒いベロを引っ張るとディスクがでてきます。
こちらは裏側。
120GB、5400rpmの東芝 MK1216GSGが搭載されていました。このシリーズはさらに容量の大きなものが出ているので必要に応じてどうにかできます。
X301標準搭載の東芝MK1216GSG。1.8インチ120GB。コネクタはMicroSATAコネクター。SATA1.5Gbps対応。5400rpm。バッファ8MB。
MK1216GSGをCrystalDiskMarkで計測してみました。
SATAで100GB/s超、SSDで200GB/s超のものが存在しているこのご時世にこれはさすがにつらいです。
エクスペリエンスインデックス。HDDは4.5となっていました。意外と悪くないですね。
ゲーム用グラフィックスが一番足引っ張ってるというのはチップセット内蔵なので致し方ないところでしょうか。
しかしがながら120GBという容量は少々心許なく、転送速度もあまり速くないので高速化と大容量化を図って快適にすることにしました。
今回交換する東芝MK2529GSG。1.8インチ250GB。コネクタはMicroSATAコネクター。SATA1.5/3.0Gbps対応。5400rpm。バッファ8MB。東芝1.8インチディスクの中では最大容量のものです。
5月中旬現在ではなぜだかわからないですが、MK2529GSGはあまり流通しておらず入手に困りました。需要がないんでしょうか。
MK2529GSGのCrystalDiskMarkの値。
純粋に記憶密度が上がった分、転送速度が上がったといえます。
過去のPATA 7200rpmのディスクを考えれば、1.8インチのディスクでこれだけ出れば上等かもしれません。容量が2倍になったというのも非常にうれしいところです。
エクスペリエンスインデックス。HDDが5.0に上がりました。
満足w
今回購入したX301はVista Business 32-bitプリインストールモデルにしました。当初はXP化するため、リカバリーディスクを別に買おうとしていましたが、チューニングしだいでVistaが非常に軽快に動作することがわかったのでもうXPには頼るのをやめました。W700dsのほうはVista Ultimate 64-bitなので、X301もカスタマイズでVista Business 64-bitを選択しておけばよかったかなあと思ったりもしました。
X301でVista Businessは多少もっさりしていましたが、SP2を適用したら見違えるようにきびきび動くようになりました。いままでのあれはなんだったんだろうと思うくらいの体感速度向上です。
ともあれX301は薄くて軽くて使いやすいのでいまはX61の代わりに持ち歩いて使っています。
ちょっと前まではX301を入れるケースにちょうどよいものがなく困っていましたが、ちょっとしたきっかけでX301用のすばらしいキャリングケースを手に入れることができました。
次回、X301レビュー番外編「良い刀は良い鞘に納めるべし」。
X301を入れるために購入したすばらしいキャリングケースをご紹介します。
お楽しみに。