Lenovo ThinkPad X61 NB75-C72

ThinkPad X61を買った。
っていうか、先月T61p買ったばかりでまたThinkPad買ったのかよwwwww
だが、このThinkPad X61、実は意図して買ったものではなかった。


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 それは先月4月28日のこと。
 28日は帰社日で、弊社の社長(以下、社長)と会う前に秋葉のお店を歩いて中古のThinkPadを見て歩いた。
 旬なのかどうかわからんが、中古のThinkPad T42(XGA14インチ液晶)が4万程度という安い値段で各所で売られているのを見かけた。
 14インチ液晶無印T42はT42pよりも筐体が若干薄く、小さい。
 名機ThinkPad 570Eを思い出した。用途はないけどとりあえず買っておこうかなと財布を取り出したときに社長から電話があった。結局4万ちょっとのT42は買わなかった。
 うちの社長と経営戦略会議をした後に、まあいつものことながらThinkPadの話になった。
 まあ話の要約はこんな感じ。
電脳「中古のT42が4万くらいで売ってた」
社長「買ったの?」
電脳「電話かかってきたから、買わずに出てきたw」
社長「仕様はどんな感じだったの?」
電脳「PenMの1.6GHzくらいでメモリが512、ディスクが30GBしかない」
社長「あれ、T42ってディスクそんなにショボかったっけか」
電脳「ああ、機種的に一番下っ端のやつだと思う。上位機種は60GBとか載せてたはずだから」
社長「そんな無印にわざわざ4万出す価値なくない? 別に止めはしないし、買ったら買ったでなんかに使えるだろうけど(笑) 買うんだったらもうちょっとお金上乗せして新品買ったほうがいいんでない」
電脳「そりゃ確かにT43pを使ってる社長や俺からすれば無印T42なんてゴミかもしれんけど。。。でも、あと10万上乗せしたら最上位のX61買えちゃうのか・・・」
社長「上乗せしすぎw 飛躍しすぎw」
電脳「でもさ、中古の適当なの買うくらいなら相応の金だして新品買ったほうが絶対得だって。中古の奴だって、やれディスクだのやれUSキーボードだのメモリだのあれもこれもで結局金かかるし。車とかカメラとかだって同じじゃん」
社長「確かにそれは同意できる。あれもこれもっていうなら最初からいいの買っとけって話になるよなw」
電脳「でしょ?」
社長「で、どうすんの? X61買うの?」
電脳「T61p買って疲弊してるから無理www」
 というようなやりとりをしていたわけだが、その後調子こんで酒のんで、4月29日午前0時から開始される ボークスの初音ミクフィギュア予約 に間に合わなくなるので金にモノを言わせてタクシー捕まえて急いで家帰ってFirefoxのツールバーメニュークリックして速攻でボークスWebサイトにログインして数量2で予約したら酒が急に回ってきて記憶がなくなった。
 んで、翌日メールチェックしたらどういうわけかLenovoからメールが来てたのを見て驚愕。
 酔った勢いでThinkPad X61を注文していた。
 構成的には納得のいく組み合わせにしていたので、酔って記憶がなくなっても一応は物の選択はできてたんだなあと思ったりした。
 検証の結果、事の発端は中古の4万のT42。
 理性の働いているうちは抑圧していたが、本当はThinkPad X61がほしかったんだろうということでFA。
 このところ買うパソコンは必要に迫られて買っているのばっかりだし、たまには欲しかったから買った、理由は特にない、っていうパソコンの買い方したって別にいいじゃまいかと。
 じゃあX61買って用途あるのかといわれると別に用途はなく、今使っている初代X60は外装こそボロになってしまったが機能的には問題なく使えているわけで。
 ちょうどX61用のUSキーボードもあまってるし、メモリーも4GB分あまってる。オーダーしたX61はVistaBusinessモデルだが、 XPリカバリーディスクが標準添付されているので、気が変わってWindows使いたくなった場合はXPを入れることができる。プロセッサーはT9300 でX61シリーズの中では最速だし、802.11nやBluetooth、8セル拡張バッテリーも搭載されており、ベースモデルでは最上位に相当する機種。手元の初代CoreDuo搭載X60は相当使いこんだし、別にThinkPadを頻繁に買い換えてるわけじゃないし、4/28は俺の誕生日だしw あとはこの X61で稼げばタダでX61もらったような感じになれるな、それでいいんだ、そうしようそうしようw 俺超ポジティブシンキングwww
 といろいろあって特に理由もなく注文してしまったX61、注文したのをすっかり忘れてしまい、到着数日前に友人から指摘されて思い出す有様。
 そんなX61が5/17に到着した。
 このX61も例に漏れずもちろん自腹の個人購入。

 というわけで、搭載のThinkPad X61が到着した。X6*シリーズは何気にこれで3台目。買いすぎw
 ベースモデル 7675-A72、構成型番 NB75C72 のモデルである。ベースモデルに大容量バッテリーと1GB増設メモリー、XPダウングレードリカバリーメディアが付属したキットモデルである。
 標準プリロードOSはWindows Vista Business。Vistaなんか使う気おきないので除去。

 T61pの時のような二重箱ではなかった。
 モデルによって扱いが違うようだ。

 いつものように開梱。
 黒い石版だ! 伝承のとおりだ!!(またかよw

 こいつもまたIBMロゴはなくなってました。

 筐体概観。
 パッと見た感じではX60とそれほど変わっているようには見えないが、実は多くのところで変更や改良が加わっている。

 キーボード周り。
 キーボードはもちろんUSキーボードに換装。このキーボードはX61用ではなく、X60向けのもの。X61向けとX60向けのキーボードにはウィンドウズキーの表記が微妙に異なるなど若干の差異があるが、換装しても特に問題なく使用できる。
 指紋センサーは中央から右に変更された。内部構造の仕様変更に伴って使いやすい位置に移動されたのだろう。

 X61ロゴ部。Core2Duo搭載X60後期モデル同様にLenovoロゴが並んで印刷されている。

 パームレスト右側面手前に排気口が設けられた。X60では構造上ここに熱がたまり、パームレストが熱くなるという特徴があった。 Windowsで省電力を効かせた場合はどうだかしらんが、LinuxやBSDで省電力を使用せずに使用している相当の熱を発していた。この点が非常に不満で、個人的にLenovoの中の人に苦情を出したことがあったが、同じような苦情は他にも多かったらしく、その要望が反映された形になる。内部構造も変更されているせいか温度はかなり抑えられたように感じられる。
 また、長きに亘りThinkPadに搭載されてきたレガシーインターフェイス、IrDAがなくなった。X60の時は右側面手前に実装されていたが、 X61ではもうなくなっている。IrDAはT61pでも除去されている。IrDAが担っていた役目はBlueToothやIEEE1394、USBなどで代用が出来るようになったからであろう。またひとつの時代が終わった気がする。

 キットモデル標準付属の1GB増設メモリー。標準内蔵1GBとあわせて2GBになる。
 注文当時は1GBメモリーを同梱しても価格据置というキャンペーンやってたので、ただでもらえるならもらっておいたほうがよいと考えたのだろう(酔いつぶれて注文した割には冷静な選択してたっぽいw)。
 どっちみち2GBメモリーを2枚取り付けるので1GBメモリーは使わずに不要になるわけだが、これでT61pからはずしたのをあわせて1GBメモリーが4枚あまってしまった。まあそのうち何かの役に立つだろう。中古で売却しても二束三文だから手元に残しておこう。

 搭載プロセッサーはCore2Duo T9300(2.5GHz)。
 T9300は先代のT7x00シリーズとは異なって製造プロセスが45nmに変更され、さらに下位のT8x00シリーズに比べてL2キャッシュ容量が2倍の6MBになっているというのも見逃せない。
 BIOS上ではメモリー容量4GBで認識。OS上からだと3GB程度しか見えないとかRAMディスクで使えるとかどうのこうの言われているがそんなの関係ない。
 そもそも必要に迫られて買ったわけではないこのX61、本当に使い道がない。
 とりあえず今回はNetBSDを入れずに、標準搭載Vistaを消して付属のXPダウングレードメディアを使ってXP入れてみた。せっかくメディアついているんだから入れてみないともったいないし、すぐに必要な機械でもないからNetBSDやLinux入れる必要もないし。
 でも、折を見て初代X60からデータ移行するのでWindowsまたつぶすんだろうけど・・・。
 というわけでご利用は計画的に。
 とはいえ買って満足のThinkPadでした。